性被害が軽んじられてることについて話しませんか?

こんにちわ。よしきです。

 

梅雨が明けて本格的に夏が始まってきましたね!個人的には折角梅雨用にハンターのレインブーツ買ったのに履く機会が全然なく少し凹んでます。(笑)それより既にこんな暑さなのに夏が本格的に始まるってやばくないですか??発狂寸前です。

 

ところで!夏といえば何でしょう!!

バーベキュー、キャンプ、海水浴。様々な夏のイベントがありますね!

 

夏は人を大胆にします。良い意味でも、悪い意味でも…

 

今回は「性犯罪」についてお話しましょう。

 

正直このトピックを扱うのは少々抵抗がありました。が、書く事を決めました。その理由は後々。

 

まずはこちらをご覧ください。今回もインスタでアンケートを実施しました。

アンケート内容は、

「今までに痴漢被害にあったことがあるor周りの知り合いが被害を受けた人があるか」

今回は30名以上の方が投票してくれました。ありがとうございます!!

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yesと答えたくださった割合は実に63%。半数以上の方が経験されてますね。

 

それに加え、こんな質問もしてみました。

「yesと答えた方(被害に遭ったor被害に遭った知り合いがいる方)は、痴漢されたあと何かアクションを起こしましたか?

 

この答えにも多くの人が答えてくれました。辛い思い出をフラッシュバックさせてしまったかもしれないのですが、勇気を出して答えてくれた方々。本当にありがとうございます。

 

1人は、高校生の頃電車通学中に男性から被害に遭ってる所を、通勤中のサラリーマンの方がさり気なく彼女を誘導して助けてくれたそうです。

 

ある女性は、怖くて何もできなかった。別の方も、プールで被害に遭い、怖い思いし、何もできず折角の楽しい時間を台無しにされた。

 

また、男性も被害経験があったそうです。高校生の頃、通学中に被害に遭い、唖然としてしまったそうです。犯人が男性か女性かはわかりません。

 

よくニュースを見てみると、容疑者のコメントは、「つい魔が差してやってしまった」という台詞を目にします。果たして本当でしょうか??

答えはNOです。彼らはその場で思いついて犯行に及んでなどいません。しっかり計画的に、狡猾的に行っています。

 

プールで被害に遭った女性がこんな事を教えてくれました。

「今考えるとあれは計画的だった。私達のグループは、犯人のグループ達に囲まれ、波のプールが押し寄せてくる瞬間を狙ってきた」と。

 

犯人たちは性格も見ています。どういう人なら狙っても大丈夫だと見極めています。触っても怖くて抵抗できないような人をです。

 

皆さん、電車で女子高生が最も痴漢被害を受ける日があるのをご存知でしょうか?

 

あるんです。

 

それは、「センター試験の日」です。

わかりましたか??

 

センター試験の日に実行すれば大半の人は、被害届けなどを出してる間に、会場に遅刻してしまうので被害届けを出せないのです。結果、表に出ることはないと分かっているからです。

 

何て卑怯で下等なんでしょう。同じ男性としてたまに落ち込むことがあります。本当に。

 

また、問題なのは、痴漢などの性犯罪を軽んじている所です。犯す方も、それを裁く人たちも。

 

あるニュースでこんな記事を読みました。

韓国で高校の保健体育を指導している教師がセクハラで捕まったそうです。

授業では「女は犯されて喜ぶ生き物だ」と教えていたそうです。

 

こういう思考が最近増えたのはネットの普及が原因の一つかもしれません。

簡単にポルノ動画が観れるようになってしまい、強姦がセックスの一部なんだと勘違いしてる人を生んでしまってるいるのでしょう。

 

また、日本で痴漢の被害に遭った方が勇気を出し被害届けを出したのにも関わらず、警察は(決して全ての警察官がではありませんが、)

犯人は家族を持っている。だから大目に見てあげられないのか? 触られた程度で騒ぐのか?などという人もいます。

 

今、最も話題になっているW杯。

こちらでも、日本の勝利を一緒に祝うために渋谷のスクランブル交差点で集まった女性が痴漢をされたと警察に言うと、返ってきた言葉が「我慢してください」とのこと。

我慢してください??おかしな話ですね。

確かにあれだけ不特定多数の人が集まっていれば、犯人を見つけるのは至極困難なこと。

それでも同じような過ちが起きないために声かけや何らかの対策を講じるべきになのに我慢をしてくださいとは些かお粗末なのでは?

 

誰1人として、痴漢されるために来ているわけではないないのに。

 

私のアンケートで、こんな事を言ってくれた方がいました。女性で、高校生の頃、電車の中で痴漢に遭い勇気を出し被害を報告したそうです。犯人はなんと初犯ではないということが発覚し、示談金60万円を頂いたそうです。これを最初に聞いた時、ふと思いました。

これはあまりにも破格ではないか?と。

値段云々の話ではないのは重々承知していますが、それでも60万円は安すぎる。

体を触られ、それでとても怖く辛い思いをして、ひょっとしたら今後一生その恐怖で男性恐怖症に陥るかもしれない、ステキな恋も結婚もできなくなるかもしれない。仕事の上司が男性で恐怖が蘇り働くことができなくなるかもしれない。電車に乗れなくなるかもしれない。そういったコトを鑑みれば少なくとも100万はくだらないかと思います。

彼女もそう思い、最低でも100万は貰う権利があると訴えた所、しかし、なんと弁護士の方では、それ以上だと逆に怪しまれてしまう(示談金目当てで敢えて触らせた)から難しいとはねつけられたそうです。

 

このように、世間は痴漢は、性犯罪そんな重罪じゃないと思い込んでる人が多い気がしてなりません。

 

また、痴漢は何も男性が女性にするだけに限りません。

女性が男性にすることも、男性が男性にすることも、女性が女性にすることもあります。

 

実際に、自然災害により男女で分けたシェルターに避難したところ、女性のシェルターで同性による性犯罪が起きたそうです。

 

しかし、同性の痴漢、性被害はあまり世間に知られることはありません。

 

何故か?

 

それは同性が相手だからです。特に男性被害者であれば尚更です。

事情聴取の時に、何故抵抗しないのか?男なら何とかしろと言われてしまうからです。何故被害者なのにも関わらずまるで自分のせいに思われなければいけないのでしょう??

 

Netflixに13の理由、英語だと13reasons whyというアメリカドラマがあります。

ストーリーは高校に転校してきた女の子が自殺をしてしまう話です。すると、彼女と仲が良かった少年に何枚かのカセットテープが届きます。テープの内容はいわゆる彼女の遺言。

彼女の肉声を通し、自殺までに彼女を追い込まれたストーリー、13人の重要人物を語るお話です。

Netflixに加入している方は一度是非見てください。この話題ととても関連したお話です。

総合監督指揮者は、あのモデル、アーティストで大活躍しているセレーナ・ゴメスです。

 

 

もし、身近な人が、性被害にあったら皆さん、必ずこう言ってください。

 

「あなたは悪くない。あなたの価値は何も変わらない」と。

 

先ほどのように、質問で主語をあなたにしてしまうと、まるで自分が悪いかのような錯覚に陥ってしまうそうです。それ以外にも、被害者本人が、「ひょっとしたら私が隙を与えてしまったからこんなことことになったのかもしれない。責任は私にあるかもしれない」と、思ってしまうかもしれません。

被害を受けた当初に、あなたは悪くないと言われても、「そんなの当たり前だ!」と怒る人もいるかもしれません。

しかし、その言葉が後々必ず被害者の方の助けになります。

 

そして、もう一つ、これは元保育士の方に教えてもらいましたが、もし子どもが性被害にあった時の話しをしましょう。

子どもが性被害に遭ったと言ったら、

 

「その人は何をしたの?その人はどういう風に体を触ってきた?」など、

 

「主語をあなたはではなく、そのひと」

 

と、尋ねてください。先程の話と同じですが、何故あなたは〜と聞いてしまうと、本人はそんなつもりではなくとも、自分が悪いかのように感じてしまうそうです。

 

最後ですが、このトピックを書こうと思った理由。たまたま見つけたニュースなのですが、日本人の女性がレイプ被害に遭い、彼女は勇気を出して被害届けを出した。という記事を読んでこれを書く決断をしました。

これはBBCニュースで大きく話題となり、ドキュメンタリー放送がイギリスで流れたそうです。

国内放送はまだ未定ですが一部がネット上で見れるので是非記事と動画を見て頂けたらと思います。

被害者本人の声が聞けます。

タイトルは、「Japan's secrets shame (日本の秘められた恥」です。

http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-44638987

 

こういった被害が根絶するために、どうか周りの人は、被害にあってる女性がいたら勇気を出して助けてあげてください。被害者ではなくてもとても勇気がいるのはわかっています。こんな偉そうに言ってる本人も、その場に遭遇したら絶対に犯人をしばいてやる!!なんて言えないです。されてなくても恐怖が立ち込めるかもしれません。

それでも。それでも何かしらアクションを起こそうと強く思っています。